拙者は建物の影で蹲りながら頭を抱えていた。

『どうせならトキと、呼んでください。僕はヨタカのことそのままで呼んでいるのに・・・・・』

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

トキ殿がいうのもわかる。だが。
トキ殿はトキ殿で。
トキ殿以外の何者でもない。

いやだがしかし、逃げ出すような真似をしてトキ殿が気分を悪くしなかったろうか。
考えがそこに行き着いて、はっとして顔を上げる。

謝ろう。
謝らねば。

焦った拙者は慌てて立ち上がると建物の影から出て行こうとした。

「あ、もういいんですか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ!!!!!!」

壁に寄り掛かるようにトキ殿が立っていた。
驚きのあまり立ち尽くす拙者にトキ殿はふわりとした優しい笑みを浮かべて顔を突き出す。
拙者の顔に熱が篭る。

「じゃ、狩り行きませんか」
「あ、・・・・・・・ああ」
「またニブルでいいです?」

拙者がこくこくと頷くと、トキ殿は懐から青石を取り出す。
「ワープポータル」
力の塊でもあるその石がトキ殿の手から落ちる。それは地面につく前にくだけた。


胸がドキドキする。
どうしてだろう。
たまにトキ殿の笑顔は心臓に悪い。

そういえばあの時もそうだった。と、拙者は空間移動の光りに入りながら、彼と初めて狩りに出た時のことを思い出していた。










最高の片想い












ブラックスミスのシシギ殿に連れられて初めてゲフェンのたまり場に行った拙者は、シシギ殿がいる「The nest」(巣)に入ることになった。
それから毎日たまり場に顔を出すようになった。そこには大抵ダンサーのカモメ殿がいて迎えてくれた。
彼女曰く、常に誰かいた方が人が集まるということで、拙者はその言にいたく感心した。
だが、この日はカモメ殿は他のメンバーと狩りにでていて、彼女の代わりに男プリーストが一人でベンチに座っていた。
「こんにちは」
「こんにちはでござるよ」
たしか・・・・プリーストのトキ殿。
初めてここに来た時に皆で一緒に狩りに出たメンバーの一人だった。
冷静な判断力と、敵を避ける素早さを持ったプリースト。
聖書を開いていた彼の横に少し離れて座る。
「読書でござるか?」
「いえ、もうすぐ新しいスキルを取れるようになるので何にしようかと思って。プリーストのスキルは多彩すぎて困ります」
「それは楽しみな悩みでござるな」
アサシンは取るスキルの幅が狭いので、そういった悩みはうらやましくもある。
拙者が笑うと、トキ殿も柔和に笑う。
こげ茶の髪に藤色の瞳。顔のふちまで髪がかかるがけして女性的ではない顔立ち。微笑みは優しげなのに、なよなよしさなど無かった。
ついまじまじと見てしまったせいだろう。トキ殿は顔を傾けた。
「僕の顔に何かついてます?」
「あ、いや。すまない。何でもないでござるよ」
慌てて両手を振る
トキ殿は気にした様子はなく、聖書を閉じた。
「もしよかったらこれから一緒に狩りに行きませんか?」
「え」
まさか狩りに誘われるとは思わずに驚いた。だがそんな拙者の態度にトキ殿は勘違いしたらしい。
「・・・・・もしかして何か予定が入ってます?だったらまた・・・」
「い、いや何も。・・・・・拙者でよければ・・・・連れて行ってくれると・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
たどたどしい拙者の物言いがおかしかったのだろうか。トキ殿は目を丸くして、そしておかしそうに目を細めて立ち上がった。
「連れて行って欲しいのは僕の方ですよ」
準備してきますねと背を向けるトキ殿の後を追いながら、拙者はなんとなく彼との壁を見たような気がした。
・・・・・何故だろう。
その笑みはどこか作り物のようで、まるで自分の被っている仮面と意味合いが似ているように思ったのだ。

それから二人で初めて監獄へ行った。
グロリアが無くともアスペシオのおかげで順調に狩りを進めることが出来た。
「あ、聖水の効果が切れましたね」
トキ殿は聖水を取り出すと拙者のカタールの刃にそれを振りまく。
「神よ邪を払う力を与えたまえ」
トキ殿の指が十字を切る。聖水が金に光り、カタールがその光りを吸い込む。
「すまぬ。・・・・・・トキ殿、ありがとう」
拙者が礼を言うとトキ殿はどこか擽ったそうに肩をすくめた。
丁度やってきたゾンビプリズナーを横一線で掃う。だがその後ろからリビオとインジャスティスが現れた。
地下にある監獄では所々にあるたいまつの明かりが頼りだ。だがすべてが見渡せるわけではない。闇の中から現れたように見えたそれに向かって拙者は地を蹴り迫る。
「ヨタカは前に集中して」
横からもリビオが闇の中から現れた。
トキ殿はリビオの攻撃を避けるが、拙者はそちらが気になって仕方なかった。
誰かと共に戦う経験が少ないから余計に、自分が受ける攻撃よりもトキ殿の受ける傷が気になって仕方なかった。
リビオのソニックブローがトキ殿を襲う。法衣だけでなく、血が飛び散った。
「っ!!!」
「トキ殿!」
だが、トキ殿は自分にヒールをかけて叫んだ。
「こっちは大丈夫ですからっ!ヨタカは前だけを!」
だが、思いの他リビオが硬い。
焦りながらも先にインジャスティスを倒した。
ふわっと一瞬だけこの場の空気が変わった。この世でもっとも身近な天使の姿がトキ殿を祝福する。
「!」
トキ殿は即座に聖書を開いた。そこから淡い金色の光りが溢れる。そして自分の喉に手を当てて息を吸い込んだ。


汝 神の加護を祈り 神の慈悲を信じよ

恐れるな こうべを上げ前を見よ

臆するな 闇の宮に光を見よ


「っ」
凛とした歌声そのままのような金の光りが、闇を裂きトキ殿と拙者の身を包む。
目がさえる。不思議と相手の急所が手に取るようにわかった。
拙者は敵の攻撃を避けて懐に飛び込み、その硬い身体を裂いた。


さすれば 神の恩寵は正しくもたらされ

勝利はわれらの手に 舞い降りん


まるで紙を裂くかのようにたやすく感じるのは、この歌声のおかげ。
高揚する気持ちのまま自分を襲っていた敵を倒し、トキ殿に襲い掛かっていたリビオを倒した。
頬を伝う汗が落ちる。

「・・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・。トキ殿・・・・・」

声が心なしか震えていた。

「はい?」

トキ殿は拙者が肩に受けた傷を癒してくれた。
だが、それに礼を言う前に唖然としながら口を開いた。

「トキ殿・・・・・グロリア使えたでござるか・・・?」

「今使えるようになりました。さっそく役に立ってよかった。結構ぎりぎりでしたね」

なんでもないようにトキ殿は言ったが、やはり拙者の為に取ってくれたのだとわかってしまって一気に申し訳ない気持ちになった。
さっき何をとろうかと悩んでいたトキ殿。きっと他に取りたいものがあったろうに。
ゴブリンの仮面を被っているため、拙者の表情は見えないだろうがトキ殿は拙者の言いたいことがわかったらしい。

「もともと取りたいなぁと思ってましたし。でも正解でした」
「え?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
トキ殿はにこにことしながら聖書を閉じた。
「いえ、僕も今知ったんですが・・・・どうやら僕は前衛職が好きみたいなんです」
「・・・・はぁ・・・・」
トキ殿はにっこり笑った。
「クリアサってかっこいいですよね」
「・・・・・・・・・・・・そ、そうでござるか・・・・?」
あまり褒めなれていないもので、どう反応を返したらいいのかわからない。というか、トキ殿が何を思ってそういっているのかがよくわからなかった。
どことなく楽しそうなトキ殿と隣り合ってまた歩き出す。拙者がまだ怪訝な様子だったのが伝わったのだろう。トキ殿が言った。
「一緒にね、戦ってるって感じがするから。楽しいんです」
「そ、そうか」
・・・・・・楽しいのなら何よりだということだろうか。
トキ殿のことはまだよくはわからないが、拙者はとりあえず思ったことを口に出した。
「拙者も・・・・・楽しい。その・・・・・・拙者はあまり誰かと狩りをしたことが無いゆえに、トキ殿もやきもきするやもしれぬが・・・・」
「そんなこと無いですよ。ああ、でも・・・・自分が囲まれてる時に僕に絡む敵を取ろうと思わないでくださいね。ここだったら2体までだったら大丈夫ですから」
「す、すまん・・・・」
言われて顔が赤くなるのがわかった。さっきもトキ殿のことを気にしていることがわかっていたのだろう。
たしかに、自分を襲う敵を片付けないうちにトキ殿の元に行けば自滅する可能性がある。
「ヨタカは強いから」
そんな自分にトキ殿はそうやってフォローしてくれる。だが。

「強くは無い・・・・・・。今の拙者の強さはトキ殿のおかげ。・・・・・・・。・・・・・ありがとう、トキ殿」

耳にまで熱が篭る。感謝の気持ちが強くてなんでもないようにそれだけを伝えればトキ殿はおもがゆそうな顔をし、そして・・・・・ふわりと笑った。

「・・・ヨタカっていいですねぇ」

「は?」

また話が見えない。だが、今のトキ殿の笑顔は、今まで見たものとは違っていた。
仮面のようなよそよそしさがなくなっていた。
拙者は不覚にもそのあたたかな笑顔に見とれてしまった。
くすくすと笑うトキ殿は楽しそうで、拙者はどういう意味なのか聞けずにいた。
だがすぐにそのような場合ではないのだと悟る。トキ殿も感じたのだろう。

「・・・・・さて」
「来たでござるな」

また迫る闇の気配に拙者とトキ殿は揃って正面を向いた。唯それだけのことなのに不思議と心が一つになったかのような気持ちになった。
闇の中で赤く光る目が多数見えようと、恐れなど欠片も無かった。






あれから何度も一緒に狩りに行くようになり、相方と・・・・呼んでもらえたら良いなと思うまでに彼の存在が大きくなっていた。

「・・・・・・・・・・・」
拙者はトキ殿とニブルで狩りをしていたが、時折入るカモメ殿とカラス殿の報告にだんだんと眉間に皺がよってきていた。
「どうかしました?ヨタカ」
「・・・・・今、ギルドチャットで入ってきたのだが・・・・カモメ殿がハヤブサをギルドに入れたがっているようなのでござる・・・・」
拙者は自然と難しい顔になる。
「え?ハヤブサって無所属なんですか?」
トキ殿が驚くのも無理は無い。アサシンクロスにもなって無所属であることは確かに珍しいことだろうから。
「セキレイさんは何か言ってます?」
「当の本人と・・・・拙者が頷けばかまわないと」
セキレイ殿は拙者が所属している「The nest」(巣)のギルドマスターで高レベルの女騎士だ。普段は礼儀正しく物静かな女人なのだが、いざ戦闘となるととても頼もしい。
「The nest」に所属しているのは、彼女を筆頭に、ダンサーのカモメ殿、ブラックスミスのシシギ殿、ローグのカラス殿。他にもウィザードがいるのだがまだ拙者はあったことが無い。
そしてトキ殿がいるのが「Viscum album」(宿り木)というギルドだ。ハイプリーストを目指しているアトリ嬢もいる。他にも4人アコライトとプリーストがいる。
そこで拙者はふと気になった。
「トキ殿。そういえば拙者宿り木のギルマスを知らぬのだが・・・・」
「あれ・・・そうでしたっけ・・・?あー・・・そういえばそうかもしれませんね。あの人はギルドのたまり場にあまり顔を出さないから」
「やはりプリーストなのでござるか?」
宿り木は基本的に聖職者のギルドだと聞いたことがある。
「いいえ、うちのギルマスはプリーストではないんです」

プリーストではない?ではハイプリーストか・・・まさかアコライトではなかろう。

「まぁそのうち顔を合わせることもあると思います。すぐにといえないのは・・・・まぁ、あの人にはちょっと困った癖がありまして・・・・」
「癖?」

その時トキ殿は困ったように笑うだけで、だがその理由を拙者はすぐに知ることになる。
トキ殿と狩りを終えて戻った拙者は、先に帰ってきていたハヤブサやカモメ殿たちともう一人・・・たまり場で始めてみる姿に気が付いた。
「あ」
白銀の重厚な鎧を纏い、水色の髪にヘルムをしたパラディンがそこにいた。凛々しくも涼やかな眼差しは、天津の若侍を思わせ、立ち上がったときのその身長の高さは拙者を超えていた。というか、190はあるのではないだろうか。年は25.6に見えるが、転生をしていることから実年齢とは違うのだろう。
「・・・・マスター」
「え?」
トキ殿が驚いたように言った言葉に拙者は目を丸くした。
もしやこの方がトキ殿がいるギルドのマスターだったか。だが、こんなにも早く会えるとは。
「・・・・・・・・・・・」
寡黙なパラディンはトキ殿を見てひとつ頷いた。そして拙者を見たかと思うと、驚いたように目を見開いて両手を広げてこちらに向かってきた。
その長身からまるで深遠の騎士に迫られているかのような重圧感に拙者は固まる。
「あ・・・・ヨタカっ」
「ちょっ・・・・!!!!てめぇ、なにしようとしやがる!」
トキ殿とハヤブサに両腕をとられて引っ張られた。その拍子に手に持っていた収集品が散らばって落ちる。
だが、その中からそのパラディンは黒猫のぬいぐるみだけを器用に空中で救い出して抱きしめていた。

「・・・・・・・・・・猫・・・・・・」

「・・・・・・っ!!!!????!!!?!!!!????」
190センチの大男が頬を染めて黒猫のぬいぐるみに頬ずりしている姿は、拙者の目に異様に映っていた。大柄なパラディンの手の中だとぬいぐるみもさらに小さく見えた。
動揺のあまり何も言えずにいる拙者に横からトキ殿が言った。
「すいません・・・・。うちのマスター・・・・大の猫好きなんです・・・・」
「そ、・・・・・そのようでござるな・・・・・?」
「そのうえ町で猫をみては追いかけるのでよく迷子になるんですよ・・・。このたまり場にあまり来ないのはそういう理由もありまして・・・」
ゲフェンにも野良猫が多数いる。きっとそれを見かけては追いかけていくのだろう。
驚きのあまり、カモメ殿が何かを持ってそろりそろりと拙者たちの背後に迫ってきていたことに気が付かなかった。
「えい!」
「はっ!?」
拙者の左腕を両手で掴んでいたハヤブサの頭にカモメ殿は黒猫耳をつけた。
「・・・・・っ!!!!?」
ハヤブサは目に見えて青ざめた。
ぴくぴく動く黒猫耳に、マスター殿の目がキランと怪しく光った。その巨体が黒猫のぬいぐるみを抱えたまま突撃してきた。

「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

声も無きその迫力に、思わず手を引いて逃げた拙者は悪くは無い・・・・・と思う。
いやだが、・・・・・・すまん。ハヤブサ。
あっという間に拙者と同じ細身の身体が白い鎧に抱き潰されて見えなくなった。ハヤブサの悲鳴と共にぼきぼきと骨のなる音がする。
猫が好きと言え、人間が猫耳をしているだけでもそうなのか・・・。なんと恐ろしい・・・・。
「・・・・・カモメさん・・・・。これは・・・・」
腹を抱えてけらけらと大笑いしているカモメ殿にトキ殿が聞く。しかし、それに答えたのはアトリ嬢だった。
「いやぁ、どうやら一目惚れらしいよ!」
「え?」
「さっき生体でね。言うこと聞かないハヤブサに罰で無理矢理黒猫の耳をつけたら偶然マスターが釣れちゃってさぁ」
カモメさんが面白そうに笑いながら手を振る。
「・・・・・魚ではないんですから・・・」
「マスター的に、どうやら理想の猫だったらしいよっ」
絶句するトキ殿に拙者は唖然としたまま聞いた。
「・・・・・・・・・・・トキ殿。すまない。拙者話が見えないのだが・・・・マスター殿はいつもああではないのか?」
「・・・・・・いえ・・・・。いくら猫好きでも・・・・猫耳つけている人を襲ってたら唯の犯罪者じゃないですか」
たしかにそうである。
この世界に猫耳愛用者は多数いるが、それすべてにこのような抱擁をしていたら教会も騎士団も黙ってはいまい・・・。
となるとこれは・・・・?
「よかったじゃないか。マスターもやっと人間に恋してくれたんだから!このままだと本気で猫と結婚しそうな勢いだったから私結構心配していたんだよ!」
「確かにそうよねー」
アトリ嬢の言葉にカモメ殿も同意する。我関せずと生ぬるい目で見ているカラス殿とセキレイ殿も止めてくれる気は無いらしい。
だが拙者は基本的なところでおかしくは無いだろうかと思った。
「あの・・・・・ハヤブサは、男なのだが・・・・」
やはり人間の男の相手は人間の女ではないのだろうか。
「猫よりマシじゃない」
カモメ殿とアトリ嬢はそういってにっこり笑った。
「私達は人間だったら手を叩いて祝福するわ」

・・・・・・・その喜びもどうなのだろう。

「てめぇ・・・・っ!離せ!このド変態が!!!」
ハヤブサは自力で抱擁から逃れて下がると猫耳を取って地面にたたきつけた。
マスター殿は頬を抑えて悲しそうな顔をしている。見れば爪で引っかかれたような痕がある。どうやらハヤブサがやったらしい。
「マスター殿。す、すまな・・・・・」
「ヨタカ。大丈夫です」
弟の悪行に青ざめる拙者の肩をトキ殿が叩いた。そしてすっとマスター殿を指差す。
「うちのマスターは耐久性が高いので・・・・・まさしく猫に引っかかれた程度な上。むしろ」
見ればマスター殿は寡黙そうな表情で目だけをキラキラとさせていた。ハヤブサが捨てた猫耳を拾い上げ、じりっと迫る巨体に、むしろ剣を抜いているハヤブサの方がうろたえて後ずさる。

「つれない猫ほど、萌えるらしいですから」

困ったものですと笑うトキ殿の言葉に、またもや襲われているハヤブサの悲鳴が重なった・・・。


「Viscum album」(宿り木)のマスター寡黙なパラディン、イカルとのそれが衝撃的な出会いだった。












+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


また新キャラも出てにぎやかになったところですが、次回からまた暗い話になります。












Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!