僕はゲッフェンのベンチに座って読んでもいない聖書を開いていた。
人一人挟んだ隣にはヨタカがいて、カモメさんとたわいも無い世間話をしていた。そこからハヤブサの話になり、事情があって暫く来れないようだとヨタカが言うと彼女はつまらなさそうに唇をとがらせた。
「からかわないから来ればいいのに・・・・」
「そんなこと言って、来たら絶対からかう気でござろう」
「ばれたか」
カモメさんは笑顔でペロッと舌を出して足を組み替えた。
「まいっかー。きっとそのうち来るわよね」
「・・・ああ」
ヨタカは頷いた。それは確かな確信ではなく、そうでありたいという前向きな願いのように聞こえた。
そしてカモメさんは急に僕とヨタカを見比べた

「で、あんた達は何があったの?」

「は?何がでござるか?」

「ヨタカとトキ、さっきからずっと目も合わせてないじゃない。トキは逆さまにした本を読んでるし、あんたは身体ごとこっち向いてトキの方見ないし。何かあったんでしょ?」

「・・・・・・・・・・・・・・・っ!」

「ナっ、何も無いでゴざるよヨ!?」

慌てて聖書を正位置に直す僕と、声が裏返っているヨタカに説得力などあろうはずがなかった。











最高の片想い











「まいったでござる・・・。何ゆえカモメ殿はああも勘が良いのでござろう・・・・」
「僕らがばればれというだけかもしれませんけどね・・・」

動揺する僕らに、カモメさんはねずみを捕まえた猫のようにニタリと笑った。それはもう楽しそうに。
その笑顔を見た僕は脊髄反射で即座に青石を地面に投げて空間移動の道を作った。それにヨタカが条件反射のごとく飛び込んで僕も入り、出てきたのはウンバラだった。
どうやら無意識に一番馴染みのある場所を選んだらしい。
邪魔にならないように端に寄りながら二人ため息をつく。
ひっきりなしに聞こえてくるバンジーの絶叫は不思議とあまり気にならなかった。

わかってる。
きっと次に会ったら詰め寄られるに違いないのだ。遅いか早いかの問題だろうが・・・・・・・しかし今は自分でも話せる状況ではなかった。
手すりに寄りかかる腕がこつんと当たって僕は慌てて身を引いた。

「すいません」
「すまぬ」

見れば同じように肘を押さえて身を引くヨタカと目が合った。
ゴブリン仮面から覗く耳が徐々に赤くなり、ヨタカはぎこちなく体勢を変えて手すりを掴んで下の泉を見下ろした。なんでもないように振舞おうとしているのがわかる。
僕もその横で同じように立ちながら泉を見る。

「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」

きっと僕の頬も赤くなっている。
僕にこんなに初心なところがあったとは自分でも驚きだ。


昨夜、僕はヨタカに告白した。
言うつもりなど無かった告白を。

過ぎた酒の勢いもあった。
だけどそれ以上に、ヨタカの言葉が僕の箍を外してしまった。


『・・・・・・トキ殿・・・・。拙者は過去と相向かわねばならぬ』


死神と戦う気でいたヨタカはきっと僕を置いていく気だった。
きっと別れの言葉を告げられると思っていた。
もちろんそんなこと頷けるはずが無い。
僕はヨタカの言葉に反論する気で彼の言葉を待っていた。
だが、ヨタカが言ったのは思ってもみなかったことだった。


『頼むトキ殿。拙者達に力を貸してくれ・・・・っ。トキ殿の身は命に変えても守る。何があろうと・・・たとえ、シーフギルドを裏切るようなことになろうと、拙者はトキ殿を守り抜く・・・・っ。どうか・・・・・っ。共に・・・・っ』


共に、と・・・・・・言ってくれたヨタカの言葉に・・・・・・・心が震えた。

死神への恐怖など欠片も無かった。
ただあるのは沸きあがるかのような歓喜だけ。

ずっと一人で生きてきたヨタカが、初めて僕を頼ってくれた。

その言葉を言うためにヨタカはどれだけ悩んだんだろう。
言った今もなお彼は苦しそうな顔をしていた。だからこそ・・・その真剣な言葉が身が震えるほど嬉しかった。
その言葉だけで僕はどこまでもついていこうと思った。

だが同時にヨタカの覚悟を感じて約束を求めた。
傷付きやすく、人のためならば自分の身も省みない優しいアサシンを僕は喪いたくなかった。
もし喪えば、自分がどうなるかわからない。それほどまでに愛しいと思っていた。

だから、言ってしまったのだ。

どうしてそこまで自分の事を考えてくれるのかと聞くヨタカに・・・・・好きだと告げた。

仮面にキスをしてもヨタカはいやがらなかった。むしろ自分で仮面を取り、僕を抱き寄せた。
言葉を返してはくれなかったけれど、それがヨタカの答え。
求めるように、求められるままにした口づけは熱く苦しかった。もっと欲しいと思っても、溶け合うように欲しがっても、けしてひとつにはなれない。
でもだからこそ愛しい。

ヨタカにもっと触れたかった。
頬に触れる唇がヨタカの体温を感じる。ヨタカの首筋に当たった指も熱かった。
人はこんなに熱くなれるものなのかと思った。

薄く開いたヨタカと目が合う。その目は赤褐色だった。
だが部屋の白熱灯に煌く濡れた瞳が・・・・、影に入ると一瞬で透き通るような青に変わる。
その不可思議な現象に驚きを感じながら、僕は顔を離す前に目を閉じてヨタカに仮面をかぶせた。
見てはいけないものを見た。そんな気がしたから。

「・・・・・・・・・貴方の素顔は、まだお預けにしておきます。・・・・・今見ると、歯止めが利きそうにないから・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・」

「貴方の素顔を見るのは、何の憂いも無くなった後がいい・・・」


出来るならその時は、どうか笑っていますように。


ゴブリン族の仮面の奥で、ヨタカはじっと僕を見上げた。
そして両手で僕の頬を挟んだ。
少しかさついた、短剣を握るところが硬い指。僕は顔を動かしてその掌に口付けた。

「その時は、嫌がっても見ますからね」

少し明るく、茶化す様に言えばヨタカは肩をすくめて呟いた。

「どうせ・・・・拙者はトキ殿には逆らえんでござる」

いや、それはどうだろう。
僕こそヨタカには逆らえない気がするのに。
それから僕は自分の部屋に戻り、一晩寝て目が覚めて頭がはっきりしたところで昨夜のことを思い出し・・・・頭を抱えた。

いくら・・・・いくら、死神の気に当てられて酒を過ぎたとはいえ・・・・。
ヨタカに告白した挙句にキス・・・。しかも僕が無理矢理押し倒したのだ。
いや、それはヨタカも嫌がっていなかったけど・・・っ。

あれ、僕の都合のいい夢じゃなかったんだよなと、ヨタカの部屋を覗いたがすでにもぬけの殻だった。
冒険者証でパーティのところを見ればゲッフェンにいる。きっとたまり場だろうと思って用意して行けばヨタカはカモメさんと話していた。
朝の挨拶をして、またカモメさんと話を続けるヨタカの後姿をちらちらと見ながらなんでもないようにすること10分で、カモメさんにばれたというわけだ。


「・・・・ヨタカ」
「・・・・トキ殿」


同時に相手の名前を呼んで、顔を見合わせる。
あまりにすごいタイミングに二人して固まる。
特にヨタカは声も出ない様子だった。
「あの・・・・狩り・・・・・・・しませんか」
本当は昨夜のことでヨタカに聞きたいことがあったのだが、緊張しているヨタカにそれは言えなかった。下手なことを言えばヨタカはうっかりここから落ちそうなほどうろたえていた。
代わりに狩りの誘いになった僕の言葉にヨタカはすぐ頷いた。
「あ、ああっ!拙者も丁度そう思っていたところでっ!丁度良いでござるし、ニブルで猫集めでもっ」
「そっ、そうですねっ!もうすぐ目標数まで集まりそうですしっ!」
「そうでござるかっ。じゃ、拙者倉庫へ・・・・・・」
ぎこちなく歩き出す僕らはある意味緊張しながら倉庫で狩りの用意をした。
うっかり聖水を忘れそうになっている辺り、僕もかなり動揺している。

な・・・・なんだろう。この緊張感は。

僕だって誰かと付き合ったことはあるが、それでもこんなに緊張するようなことはなかった。
相手の緊張を和らげる微笑みを浮かべる事だってお手の物のはずなのに、ヨタカの緊張が移っているのか今の僕にはそれすらもできない。
調子が狂っているとしか言いようが無い。

僕らは紐無しバンジーでニブルに入り、そしてすっかり馴染んだ渓谷で言葉少なに狩りを始めた。
最初こそぎこちなかったものの、狩りに集中すればそれすらも忘れる。
いつもよりモンスターハウスが多いこともそれを手伝ってくれた。

「ヨタカ、前に気をつけて。マーダーが溜まってます」
「わかった」

ヨタカは下がり、敵を引き離す。
ヨタカにいくら素早さがあっても数多く囲まれると避けることは難しくなる。僕もそうだ。
僕らは一対一に特化しているからこそ、その利点を生かす戦い方をする。
数多いモンスターたちをそうやって一匹づつ減らしていった。
多少ひやりとしながらも、見えるところすべて倒しきったところで丁度ブレスが切れた。

「・・・・・・・優しき神の息吹と神風のご加護を」

ブレッシングと速度増加をかけると、ヨタカは確かめるように軽く地面を叩くように蹴った。

「ありがとう。トキ殿」

「いえ」

僕らは焦らないように心がけながら歩き出した。

「あれからハヤブサから何か言ってきました?」

「・・・・・・・・・・いや、耳打ちを何度もしているのだが反応が無い」

こんな頼りない兄ではしかたないでござるなとヨタカは苦笑する。

「でも、まさかハヤブサがアサシンクロスになっているとは思わなかった・・・・」

嬉しそうに、それでも彼がそこに行き着くまでのことを考えて辛そうに、複雑な表情を浮かべた。

「そういえば・・・・ヨタカは伝承者になる気はないんですか?」

何気なさを装いながら僕がそう言うとヨタカは小首を傾げながらも答えた。
「?・・・・・・・そうでござるなぁ・・・・。興味が無いわけではないのでござるが・・・。もしかしてトキ殿はハイプリーストになるでござるか?」
「ええ・・・・・・なろうかなと」
なろうかなと言ってなれたら苦労は無いのだが、僕はあえてそう言った。
僕の中でハイプリーストになることはもう揺るがない目標なのだ。
「そうでござるか。トキ殿ならきっと素晴らしいハイプリーストになれるでござるよ」
ヨタカは心底そう思ってくれているようで、明るくそう言って頷いた。
「そうですかねぇ」
「そうでござるよ。しかし何ゆえ・・・・・今までそのようなそぶり気がつかなかったが」
「そう思うようになったのは本当に最近なんです。・・・・・・・・大事な人を守る力が欲しくなりました」
僕は立ち止まり、ヨタカを見た。
「本当は、黒猫を集めきった後に言おうと思ってたんですけど」
たちつくすヨタカは僕の言葉にどう反応すればいいのか迷っているかのようだった。

心臓が痛い。
なんでもないように装うつもりの声は僅かに震えていた。

「・・・・・・ヨタカも一緒に転生しませんか・・・・?」

「・・・・・・え・・・・・?」

「まだ僕の方が少しレベルは低いですが・・・・・、きっと追いつきますから」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「だからその時はまた・・・・僕と新しい人生を一緒に歩いてくれませんか」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

戦乙女ヴァルキリーから祝福と共に与えられる第二の人生。
それはまるで生まれ変わりのようだと人は言う。
だけどそれとは別にそれと似たものを僕は知ってる。

人は生まれ変わらずとも、次の人生を歩ける。
誰かと共に。

まるでプロポーズのようにも聞こえる僕のその言葉をヨタカは黙って聞いていた。
そして、呟いた。
優しい声で。


「そう・・・・なったらいいでござるな」


その言葉は希望。
未来へと繋がる願いだった。

「なったらいいじゃなくて、するんです」

確定未来です。
そんな風にすまして言うと、ヨタカがくすくすと笑う。それは楽しそうな声だった。
その横で僕は言った。

「まずは黒猫を集めて、たれ猫を作りましょう。それができたら今度はラヘルにでも行きませんか。氷の心臓が欲しいんです」

「・・・・?それをどうするでござる?」

「そろそろ熱くなりそうなので、食べ物が腐らないように倉庫に入れておこうかと」

「冷蔵庫代わりでござるか」

ヨタカは噴出して、あはははと声を上げて笑った。
本当は倉庫にそんなことは必要ないのだと僕もヨタカも知っていた。
どういう仕組みなのか倉庫は時を止めた空間に収められているから。そこにある限り食べ物が腐ったり、物が腐食することも無い。

「だったら拙者も欲しいというか・・・作りたいものがあるでござるよ」

「何ですか?」

「老人の仮面」

ぐっと拳を作って、はっきりとそう言ったヨタカの声はおもちゃを欲しがる子供のようだ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

まさかと思っていたけれど・・・・・今ので確信した。
僕は目を据えてヨタカの顔を覗き込んだ。

「ヨタカって実は仮面つけるの気に入ってるでしょう・・・・。仮面コレクションとかしてるの知ってるんですから。そのゴブリン族の仮面だって10枚くらいあるでしょう?」

「いや、見てみると手作りゆえにゴブリン族の仮面も一つ一つ微妙に違うのでござるよ。これがまた奥が深くて・・・・」

ヨタカは熱心に頷く。
自分の素顔を隠すための仮面。だけどそれをいやいや被っているのではないことはある意味救いなのかもしれないなと僕は思った。
とりあえず、老人の仮面は気に入ったとしても被るのはほどほどにしてもらおう・・・。
あれを被って夜薄暗いところで歩き回られたら心臓に悪そうだ。


「修練を修めるのも、何かを集めることも・・・・トキ殿と共であればきっと楽しいでござろうな」


ヨタカはそう言った。
明るい未来に夢をはせるように。

だけど、・・・・・・・今回も彼の口から諾の言葉は聞けなかった。

好きだと言った僕への返事も。
新たな未来への前向きな言葉も。


答えれば・・・・・・・・・まるで泡のように消えてしまうと怖がっているように見えた。


だけどそれは仕方ないと思う。
ヨタカは求めて得る人生を送ってこなかったのだから。
弟の為ならばと一度は命すら捨てようとした人なのだ。

「ヨタカ・・・・。ハヤブサと話してくださいね。ハヤブサは貴方に嫌われているのだと思い込んでいたから」

「・・・・・・・・・・ああ。ありがとう、トキ殿」

ヨタカは頷いて微笑んだように見えた。







翌日、ヨタカはシーフギルドからの依頼で呼び出された。
ヨタカは一人の方が都合がいいと僕の同行を遮ってモロクへ行った。
双子の件がばれたのかと一瞬思ったが、どうやらそうではないらしい。
その後たまり場にやってきたカモメさんやカラスも似たようなことでそれぞれのギルドから依頼が舞い込んでいた。

「どうやら『モロクの魔王』を復活させようとしている奴がいるらしい」

一足早く依頼に取り掛かっていたカラスが難しい顔をしてそう言った。
僕はこれからマスターと狩りに行くことにしていたので、マスターを待ちがてらカラスの話を聞いていた。
死神と相向かうまであと二ヶ月しかない。
転生は無理でも、僕は出来うるだけの力を備えたかった。

「モロクの魔王って・・・・昔話に聞くあれですか?」

この時の僕は『モロクの魔王』と双子の話が繋がっているとは思わなかった。
だが世界の終末に現れる戦乙女やあちこちで起こる異変のこともあり、また大きな世界の変革が訪れようとしているのだとそんな予感を感じていた。

子供の頃に誰もが聞いたことのある昔話だ。
400年前、神々と魔族の間で起こった戦争の物語。
その時に魔族でありながら参戦しなかった魔王モロクは、地獄の門を開け、軍勢を率いて人間界を襲った。人々は抵抗したが、その強大な力の前ではなすすべもなかった。
だが、その時現れたのがまだ若い一人の剣士だった。剣士は仲間と共に魔王モロクと戦い、勝利した。だが魔王の力の影響は収まらなかった。
開いた地獄の門から溢れる魔族たちを抑えるため、人間はその上に城を立てた。

「・・・・・・・・」

ヨタカが生まれた町だからだろうか。
何か気になった。

「教会に行けば何か情報が得られるかも。僕もちょっと・・・・」

ベンチから立ち上がろうとした僕は、そこで身体が動かなくなった。
一瞬で全身を氷で包まれたかのような気がした。
ぞくりとした悪寒が走る。

「・・・・・・・・・・・・知りたいかい?」

毒のように耳に染み込んで犯すその声は遠くに近くに聞こえた。

「・・・・・・・・・・・・・・・」

力が抜けて背凭れに寄りかかる僕の横からアサシンの腕が伸びる。
そして目の前で広げられた掌がゆっくりと僕の目を覆った。

冷たい掌はまるで氷のようだった。
身体が動かない。
声も出ない。
金縛りにあったかのように僕は小刻みに震えていた。
じわりと背中に汗が伝う。

背後から感じるのは研ぎ澄まされた殺意だった。
全身に包まれるのは、生物が持つ純粋な死への恐怖。
一瞬で世界が闇に陥る。
すぐ傍にいるはずのカモメさんとカラスの気配すら感じることが出来なかった。


何故・・・・ここに?


体温すら感じない『死神』の掌。
呼吸すら聞こえない『死神』の声。
密やかな秘密ごとのように死神は僕の耳元で囁いた。


「ならば情報交換だ。・・・・・・君はモロクの魔王のことを知りたいのだろう?」


「・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・私も知りたいのだよ・・・・・・・・私が殺したはずのあの子供が何故今もなお生きているのか」


何故・・・・・・と、そう思うことすら無駄のような気がした。



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



・・・・ヨタカ。


死神の鎌が再び振り上げられようとしていた。
あの心優しいアサシンへ。

闇の奥に見えるヨタカの姿が塗りつぶされるかのように侵食されていく。
恐怖に身が振るえ、消え行くその姿に向かって僕は心の中でその名を叫んだ。



「ついでに君には同行してもらおう」



冷たいその声は楽しそうに笑った。
























++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++














テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル