生爪を見せられ、立ったまま気絶したエルクを無理矢理起こして俺達は飯にすることにした。
話題は当然さっきしていた話の続きになる。
「そんなわけでな。こいつ今話せないんだ。お前の謝罪を許さないってわけじゃねーから」
パスタをぐるぐるとフォークに巻きつけてこぶし大になった塊を一気に口の中に入れる。
「そうか。・・・・・・・・・爪を剥がすだけでは足りなかったということだな」
女アサシンのアリエスはパスタを飲み込みながら、冷えた目で宙を見ながらぼそっと呟いた。
その横でエルクがビクッと肩を震わせて両手を挙げて横に振った。
「ん。それは何もするなということか?・・・・・エルクは優しいな。だが、目には目を刃には刃を。人の痛みもわからぬ者にはそれ相応の痛みを与えてわからせる必要があるのだ」
アリエスはエルクという少年に好感を持ったようで、目元を優しく下げてにこやかに笑っているがその言葉は物騒で、よけい相手を怖がらせていた。
「一応突っ込んどくけど『刃』じゃなくて『歯』な・・・・」
「今日中にやつらの喉を掻っ切ってこよう。まだ近くにいるはずだからな」
恐ろしいことにアリエスは笑顔だった。
「・・・っ!!・・・・っ・・・・・!!!!」
エルクは激しく首を左右に振る。アリエスの腕を掴んで必死になって口を開いた。
「・・・・いい・・・っ・・・・で・・・す・・・っ・・・死・・・・だめ・・・っ」
ついて出た声はがらがら声で、アリエスは驚いたように見開いた目を労わるようなものに変えてエルクの頭を撫でた。
「エルクはよい子だな」
暴行されて殺されかけたと言うのに。
まだ幼さ残すプリーストは、珍しくも心根の優しい少年らしい。
アリエスはエルクの両手を自分の両手で包んだ。
「時にエルク。お前、帰る家はあるのか?」
「・・・・・・・・」
エルクは一瞬躊躇った後、首を横に振る。
帰る家が無いということだろう。まぁ、家は無くとも、あちこちの町に宿があるからそれで済ませる冒険者も多いからもしかしたらエルクもそういう暮らしをしていたのかもしれない。
「わかった。では、エルクの容態がよくなるまで私が責任もって世話することにしよう。今日から私の家に来るといい」
アリエスの言葉に俺は目を丸くした。
「は?・・・・・お前、一人暮らしのはずじゃ・・・・」
「何か問題があるのか?」
アリエスは大真面目に聞いてくる。
・・・・普通に問題ありまくりだろう。アリエスは妙齢の女で、エルクはちんくしゃといえども男だ。
しかし俺はエルクがアリエスを襲うことなど微塵も考えてはいなかった。
俺は咄嗟に会話を『耳打ち』に変更した。

『問題も何もこんな子供相手に何を考えてる』
『悪いか。一目惚れだ』
『はあああああ?お前、こんなガキが趣味だったのか・・・っ』
『人間外見ではない。中身だ。大丈夫だ。私が外に出て稼いでくるし、獲物も取ってくる。食べるものには不自由させない』
『お前は動物かっ!』

しかし、アリエスの発言に真っ青になったエルクは彼女からそそそと身を離して俺の方へやってきて背後に隠れる。
・・・・・・・・さすがに、生爪剥がして持ってくるわ、首を掻っ切るなどと平然として言う女の家になど行きたくは無いらしい・・・。
ぶるぶると震えるエルクに、俺は苦笑しながらアリエスを見た。
「振られたな」
「・・・・・・残念だ。まぁいい。これから名誉挽回すればいいのだからな」
「諦めねぇ奴・・・・」
「そういうわけだから、エルクをここでしばらく預かってくれ」
「なんで、そういうわけなんだ」
「言い忘れていたが、彼を襲わせたのは男のプリーストだ」
「はぁ?」
いきなり言い出したことに俺だけでなく、エルクも驚いたようだった。
そりゃそうだろう。通りすがりの暴行だと思い込んでいたのが、自分と同じプリーストが自分を襲わせたなどと。
アリエスはこんもりと盛ったパスタをぺろりと平らげるとごちそうさまと手を合わせた。相変わらずマイペースな女だ。
「名前も理由もわからん。金であいつらを雇ってエルクを襲わせたらしい。また別のが来ないとも限らん。彼一人放っておくのは不安だろうが」
俺の上着を掴んでいるエルクの指が震えていた。その顔色も青を通り越して蒼白になっていた。
しかし、面倒ごとが嫌いな自分はうんざりとしながら髪をかきあげた。
「何、俺が先に手を出してもいいっての?」
半分冗談半分からかいでイヤだという意思表示を見せると、アリエスはにやりと意地悪げに笑った。

「貴様は心底『ろくでなし』だがな。ただの『ろくでなし』なだけなら私も友人として付き合ってなどいないよ。実は弱いものに甘く、面倒見がいいことなどちゃんとわかっているとも」

「・・・・・・・・・・・・」

自覚はあっても人から言われると反論したくなるのはどうしてだろう。しかしこの女を言いくるめる労力を考えるととてつもなく疲れるので俺は早々に諦めた。
放り出すことは簡単だが、エルクからすがるような目で見られると小動物を苛めているような気がする。

・・・・・・エルクはひとまずここであずかることにして、俺は一つアリエスに頼み事をした。
「エルクが持っていたらしい火のソードメイスがないらしい。もしかしたらこいつを襲った奴らが持っているのかもしれない。取り返すことは出来そうか?」
「無論。・・・・といいたいところだが、もしそいつらが持っていたとして今もまだそれを見につけているかどうか。買取屋にでも持っていかれたら見分けがつかない。諦めてお前が作ってやったらどうだ。材料なら私が負担する」
「あー・・・まぁ、それもありか」
だが、エルクは必死になって首を横に振った。その真剣な目に俺もアリエスもエルクが持っていたものが唯のソードメイスじゃないと悟る。
「+10の火のソードメイスをやるって言ってもか?」
エルクは迷い無く首を横に振る。
「そんなに大事なもんなのか?」
エルクはこくと縦に頷く。
いわゆる金にも代えられないほど愛着のあるものらしい。
「・・・・・・・・・・」
俺もこの世界で一番名の売れている鍛冶屋だ。
単純に使う目的ではなくこれほどに情を移された武器をうらやましく思った。
「・・・・・・何か、特徴などあればいいのだが」
アリエスが考え込むしぐさをすると、エルクは慌てて持っていたメモになにやら走り書きをしてアリエスに見せた。俺がそれを覗き込もうとすると、エルクは慌てて自分の胸に押し慌てて隠す。

何だ?・・・・・・・俺には見せられないってことか?

「俺だって顔は広いぞ?特徴があるものなら・・・・」
「エルク」
俺の言葉をアリエスが手で遮る。さっきのメモをしっかり見ていた彼女は確認のように言った。
「それは、お前にとって大事なものなのだな?」
「・・・・・・・・・・・」
エルクは真剣な目でアリエスを見返すと、頷いた。
「・・・・・・・そうか、わかった」
アリエスは頷き立ち上がる。そして俺の横を通りざま、俺の脚を踏んでしかもかかとでねじっていった。
「いてっ」
「馳走になった」
何だと振り返る俺にアリエスは手を振って家を出て行った。
「何だぁ・・・・?」
「・・・・・・・・・・・・」
不安そうなエルクに気が付いた俺は腕を伸ばしてその銀髪をかき乱した。
「あの女がわかったと言ったのなら必ずもって帰ってくる。お前はここで待ってればいい。とりあえず飯だな。残すなよ」
俺がもう片手で指差すエルクの皿にはまだパスタが殆ど手付かずで残っている。
エルクは困ったように眉尻を下げ、ちんまりと椅子に座って必死な顔で食べるのを俺は新聞を片手に見ていた。

時間かけてようやく食い終わり、ぐったりしているエルクに、皿を洗って戻ってきた俺は食わせすぎたかと眉間に皺を寄せた。残すなとは言ったが、無理して食べた所為でどうやら動くことも出来ないらしい。
量は確かに少し多かったかもしれないが、こいつは元々食が細いようだ。手足も細いしまるでがりがりの子猫のようだ。
俺はテーブルに突っ伏しているエルクの腕を取って起こした。細い顎を摘んで顔をこっちに向けさせる。
「・・・・・・・・・・?」
驚いたように見開かれる紺の瞳と、目鼻立ちのバランスは悪くない。問題はこの痛んではねまくった髪だ。
「ちょっとそのまま座ってろ」
俺は洗面台から櫛と水を入れたスプレーを持ってきた。シュッシュッと髪に霧吹きをかけて櫛を通す。いや、通そうとした。

「・・・・・おい・・・・お前こりゃひどすぎるぞ」

はっきりきっぱり櫛が通らない。無理に梳こうとしても途中で止まる。
触ってみると案外細い髪は手入れもしていないのかぐしゃぐしゃに絡んでいた。これは昨日の暴行のせいとかそんなわけじゃなさそうだ。絡みすぎて毛玉みたいなものまである。
「・・・・・・・こりゃ、切った方がいいな。いいか?切るぞ」
問いかけというより決定のつもりで言い切って、もう使わないシーツを持ってきてエルクの首の下を覆った。散髪に使うような鋏など持っていない。普通の鋏で十分だろう。自慢じゃないが、人の髪を切るのは得意だ。
最近では弟子の髪も切ってやった。あいつも自分の身なりに気を使う方じゃないからなぁ・・・。
と、思ったところでさっきのアリエスの言葉が脳裏に浮かぶ。

『実は弱いものに甘く、面倒見がいいことなどちゃんとわかっているとも』

いやいやいやいやいやいや。これは唯の慈善事業だ。
商売ものを売るために綺麗にするのと同じように、預かっているものを多少磨くぐらいのことはしてやってもいいだろう。アリエスはきつい目元の印象的な女だ。その隣にいてもおかしくない程度には無理でも、みずぼらしい姿からの脱却の手助けくらいはしてやってもいい。それくらいの軽い気持ちだった。
髪の毛を十分に濡らして結構力任せに櫛を通す。引っ張られて痛いだろうが、エルクはぎゅっと目を瞑って何も言わなかった。
ようやくある程度櫛を通せるくらいになって、鋏を入れる。濡れた所為で長く見える髪を整えながらさくさくと切っていく。
襟足に鋏を入れると鋏が冷たかったのか、エルクはビクッと肩を振るわせた。
「危ないから動くな」
エルクは返事のかわりかこくこくと頷く。
・・・・・・・・動くなって言ったばっかりだというのに、これは天然か?
いたずら心で襟足あたりの髪を指で掬いがてら偶然を装って指先で項をなぞる。またビクッと肩を竦めるその反応のよさにニヤリと口元が上がる。こいつは感度がよさそうだ。ま、これ以上はさすがに自粛する。
痛みすぎた髪を切り落とし、最後に目を閉じさせて前髪を整えてやる。
「・・・・・・・・・・・」
レッドブラッドを使った温風を噴出す機械で濡れた髪の毛を一気に乾かすと、さらさらと髪がまとまった。
そして、出来上がりを俺はまじまじと観察した。性格に合わせて大人しめの髪型にしたのは正解だったかもしれない。
ちんくしゃだと思っていたら、これだけで多少は見れるほどまでになった。
どうやらこいつは髪の毛が細すぎて絡んでいただけのようだった。きっと寝癖とかを放っておいてあんなことになっていたのだろう。これだったらしっかり櫛を通せば絡まない筈だ。俺は持っていた櫛をエルクに渡した。
「お前、これから朝晩必ず髪梳かせ」
「?」
「いいな?」
「・・・・・・・・・・」
子供に言い聞かせるように言うと、エルクは櫛を両手で握ったまま素直にこくりと頷く。そして、絡まなくなった自分の髪を不思議そうに摘んだりかき上げたりしていた。
こうなると面白いもので、こいつの荒れた肌にコラーゲンたっぷりのソードフィッシュのスープとか、肉つけさせるために色々食わせてみようとかそういうことを考えていた。
やはりやせこけた子猫より、丸っこい子猫の方がかわいらしく見えるのは世の道理。そっちの方がアリエスも喜ぶだろう。



それから切り落とした髪の毛を片付けがてら部屋のあちこちに積み上げていた製造用品をまとめ、カプラの倉庫に放り込みにいった。これでまぁ、人一人いるくらいのスペースはできただろう。その頃にはもう夕方になっていて、乾いたプリーストの法衣を身につけたエルクと一緒に夕飯を食べた。昼間のがまだ胃に残っているのか困ったような泣きそうな顔をしたので、とりあえずソードフィッシュのスープとカロリーの高そうなものだけ食べさせた。
どうでもいいが、プリーストの法衣も肩幅があっていないのかだぼついている。服をかけるハンガーでもまだちょっとマシだぞ。
夜は夜で、風呂上りのエルクはまたシャツとトランクス姿になり(この家にパジャマなどない)、困ったようにソファに座り込んでいた。
どうやらソファで寝ようというらしい。俺はそれにため息をついた。
「そんなとこで寝たら一発で風邪引くだろうが。こっちこい」
だがエルクは目を丸くして首を横に振った。遠慮しているのかと思いきやそうでないことは自分の姿から明白で。
このときの俺は寝るために全裸になっていた。全裸男がベットの上で手招きした場合、下心が無くともあるように見えるのは当然で。案の定エルクは顔を真っ赤にしてまた首を横に振る。俺はエルクの心配を鼻で笑った。
「あいにくとお前に手を出すほど相手には不自由してねーよ。いいからこい。手間かけさせんな」
目を細めて半分脅すようにいうと、エルクは躊躇いながらもベットの脇までやってきた。そうそう。家主の言うことはよく聞いておくもんだ。それでも入ることに戸惑いを感じているらしい。俺はその腕を掴んでベットに引きずり込み、ライトを消した。
腕の中のエルクから風呂上りの石鹸の香りがする。
抱きしめる必要などないほどこのベットは広い。が、緊張してかちこちになっているエルクが面白くてとりあえずそのまま腰を抱いていた。そしてまだ痛みのある髪を撫で、ぽんぽんと叩いた。
「ま、いろいろあったが・・・・・今日はゆっくり寝ろ」
そう言うと、俯いていたエルクが小さく頷いた。その身体から徐々に力が抜けていく。
こいつもなぁ・・・・・本当人馴れしていない小動物みたいだよなぁ。
とりあえずあれだな。アリエスがこいつの武器を取り返しがてらエルクを襲わせたというプリーストを捕まえて。あいつのことだから相手を半殺しくらいにするかもしれないが、その後いろいろ株上げといてハッピーエンドとかそういうノリで、俺はそれまでこいつを預かってればいいんだよな。うん。

「・・・・・・っ・・・・・・・・・・・・っ」

物思いにふけていたのが悪かったらしい。
腕の中で乱れる呼吸にふと見ればエルクが耳まで赤くしてまた身体を硬くしていた。不審に思った俺は原因が自分の手にあることに気が付いた。
無意識と言うのは恐ろしいもので、腰を抱いていた手でついエルクの尻をトランクス越しに鷲づかみにして揉んでいたのだ。
「・・・・・・っ」
ベットの中で腕の中に誰かいたら、そりゃあ揉むだろう。というか、俺は揉むんだ。

ガリガリでも尻にはちゃんと肉がついているようで、掌に感じる小ぶりな弾力が心地よい。
エルクは震えながら俺の腕を掴んでいて離そうと必死らしいが、わけもない。
まぁ、離してもよかったのだが、エルクが必死になっている姿がおもしろくて指先で尻をなぞって内股まで滑らせた。
案の定エルクはビクッと腕を震わせた。俺が意地悪で太腿でエルクの股間辺りをさぐると、一丁前に熱くなっていた。
「感じたのか?」
「っ!!!」
にやりと笑うとエルクもそれを感じ取ったようだった。押しのけようとする力が強くなる。
恥ずかしがっているその仕草が妙に新鮮で、興がのる。
しばらく同居することになるかもしれないんだ。これもまた慈善事業の一貫か。
「これじゃ、やりづれーな」
身を引こうとするエルクをひっくりかえして背後から抱きしめるように体勢を変えて腰を抱きなおすと、もう片手をエルクのトランクスの中に手を差し入れて、自己主張を始めた高ぶりに指を添わせる。
「・・・・っ」
首を横に振って逃げようとする小さな身体を抱いて、手の中のものをすり上げる。こういったことに馴れていないのだろう身体は臆病に、だが素直に反応を返した。怯えるエルクの吐息は隠し切れない熱を含んでいた。
こいつはちょっと苛めたくなるかわいさだな。
しかし、あまりに苛めすぎるとシャレじゃなく大泣きされそうだったので黙って手を使った。
そして耳元で囁いた。

「出したかったら我慢しなくてもいいぞ。男だったら当然の反応だし、溜め込む方が身体に悪い。・・・・・・自分の手だとでも思ってろ」

まぁ、『自分の手』よりは気持ちよくしてやるけどさ。

「・・・・・・・っ・・・・や・・・・・っ・・・・ん・・・・・っ」

やわやわと揉んだり擦りあげたりしていると、徐々にエルクから抵抗の力が弱くなる。そりゃそうだろう。いわゆる急所だしな。ここも。
声を堪えようとして堪え切れなかったエルクの高めの嗚咽がちょっと耳にきた。
こりゃ、こっちまで興奮してきそうだ。
いかんいかん。
早く終わらせようと、まだ剥けていない先のくぼみを親指の爪の先でつつく。そして指全体でなで上げると小さな悲鳴と共に耐え切れなかった飛沫が掌に飛んだのを感じた。
早いが、まぁこんなもんだろう。
「・・・・・っ・・・・・・・・・・・」
俺からはエルクの頭しか見えないが、身体を丸めてしゃっくりをするように泣いている姿にまだまだ子供だなという感想しか出てこなかった。
エルクの精液を受けた手でベットサイドに置いていたタオルを取って拭う。
「よしよし、いい子だ」
布団は汚れなかったし、エルクの髪に口づけをして宥めすかして、エルクが泣き疲れて眠ってしまってから目を閉じた。

俺の息子がちょっと反応しかかっていたのは、気が付かなかった振りをしておこう。
いや、本当こいついい声で鳴くから・・・・。
気がつかれなくてよかったと思い、とりあえず今度は少しだけ身を離して眠ることにした。
















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・














楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル